瓦を撤去した屋根にウッドシートを敷き詰めます。
ウッドシートとは、天然木材を薄くスライスしたものに特殊な樹脂を浸透させて出来た素材で、耐久性と通気性が優れているために、瓦の下地によく使われています。
屋根の板地に、大きなホチキスで留めていきます。
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次に、桟木(さんぎ)と呼ばれる木の棒を一定間隔で打ち付けます。
この桟木に合わせて、瓦を乗せていきます。 |
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まず、皮の束を屋根の上に置いていきます。これは、電動リフトで上げて、瓦リレーで置いていくのですが、
かなりハードな作業です。 |
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このように屋根の縁から、葺いていきます。縁の瓦だけは、”なんばん”と呼ばれる漆喰を瓦の下に敷きます。そして、瓦の上部を桟木に乗せて、瓦に開けた穴(電動ドリルであらかじめ開けておきます)から銅釘を打って、桟木に固定します。 |
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あとは、屋根の上部へ向かってどんどん葺いていきます。 |
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これが、葺き終わった状態です。伝統工法に比べると、非常に楽に葺く事ができました。 |
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